Sunday, May 06, 2007

G.Wも終盤か・・

しばらくブログの更新を怠っていたら、G.W.ももう終盤にさしかかっていた。
職場が変わって忙しいのと、やめたはずの職場に1件だけ診察に行っているのと、そして最近は掲示板にあったようにソイ23に住んでいたバディちゃんの具合が悪かったり、そしてなんとついにハック(15歳雑種犬)もリンパ腫になってしまい、そのうえ、翔ちゃん(18歳猫)も腎臓がどんどん悪くなってきているので、とてもPCの前に座ってブログの更新をしているような心境でも状況でもなかったのだ。
もうこれだけいろいろあると、何から書いていいのかわからないが、とりあえずハックは治療を始めて調子は上向きだ。ある日突然目が見えなくなり散歩をものすごく嫌がるようになった。急に見えなくなったのだから、びびりんちょのハックにとってお散歩は恐怖以外のなにものでもなかったに違いない。よくよく調べてみると、顎の下にある左右のリンパ節がぐりぐり腫れており(非獣医学的表現)、さらに両目の角膜が真っ白になり、まぶたをめくり上げてみると、明らかに何かができている。考えれば考えるほどリンパ腫だ。それも、多中心型という体表のリンパ節がリンパ腫になるものと、節外型と呼ばれる目や鼻のリンパ節以外の部分にリンパ腫になるものの、2種類のリンパ腫に同時にかかっている。高齢だから何があってもおかしくはないと思っていたが、とうとうリンパ腫か。思いっきり私の分野ではないか。他人にゆだねるよりはましか、と思い、自ら治療方針をたてた。
たとえ15歳であっても、ひょっとしたら17歳まで生きるかもしれないから諦めるつもりはない。いつか死んでしまうのは仕方ないとしても、目の見えない恐怖の中で毎日を過ごさせたくはない。苦しくなく、ご飯をおいしく食べられればそれでよい。だから、できるだけ副作用が少ない抗がん剤の組み合わせを選んだ。幸い、ステロイドの影響でおしっこの量がものすごく増えるくらいで大した副作用はまだ出ていない。注射から2日目で、うっすらものが見えているようだ。今後の通院のため、車も購入した。安い中古車だけど、開業資金をちょっと崩した。大した問題じゃない。ハックの治療は私がする、けどまだ開業していないから、治療のできる場所まで連れて行かなければならない。10年ぶりに一緒にドライブができる、ということにしておこう。
翔ちゃんは、もう完治させられるような状態ではない。が、本人は気が向けばまだ食べるし、気分も悪そうではない。治療効果だけを追い求めてはいけない。18歳なのだ。皮下点滴と活性炭で悪化を遅らせ、食べられるものを食べさせるようにしている。そう遠くないいつか、神様がお迎えに来てくれるだろう。その後の喪失感で母が立ち直れなくなりはしないか、それが心配だ。
そして、バディちゃんには昨日お別れをしてきた。バンコクにお住まいの方はご存知かもしれないけれど、自分の犬猫が病気になるよりも、バディの治療ができなかったことのほうが私にはつらい。
もうすぐ誕生日。今年の誕生日はこの1年間にできたことよりも、できなかったことを数えるほうが多そうで、気の重くなる毎日でもある。

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