Wednesday, February 14, 2007

本当にあった不思議な話

不思議な話を聞きました。

ある日、受付事務の方が研修医室に行ったところ、部屋の片隅のソファで横になっている研修医の頭のあたりにコーギーが座っていました。目を離し、もう一度その研修医に目を向けたのは、その研修医が起きたときでした。コーギーの姿はそこにはありません。部屋の中にもいません。
「あれ?いま、コーギーいませんでした?」
研修医は怪訝な顔で答えました。「いませんよ。」
そのとき、研修医は思ったそうです。(冗談キツイナ)と。でも、よく考えたら事務の方は何も知らないはずだから、こう聞き返しました。「どうして、Pちゃん亡くなった事、知ってるんですか?」
「え?知りませんよ。」ふたりは顔を見合わせました。
Pちゃんは、しばらく入院をしていました。長い入院生活の間、担当だったその研修医はよくお散歩をしたり、かいがいしく面倒を見ていました。飼い主の方は忙しく、なかなかいらっしゃることがなかったそうです。その研修医がどんな人なのかを知っているので、どれくらい面倒を見ていたのか、なんとなくわかります。朝亡くなったPちゃんは、大好きだった先生のそばにもうちょっといたかったのでしょうか。

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