Sunday, December 17, 2006

はしのすけ参上


みなさん、こんにちは。僕は大田区在住の「はしのすけ」って言います。だいたい13歳くらい、6年位前から今のお家に住んでいます。毎日、朝ごはんをもらったら、あとは夕方まで眠っているのが仕事です。夕方は6時15分になるとお腹がすいてくるので、誰かそのへんにいる人に申告します。最近足腰が弱ったせいで、高いところからの上り下りが苦手になりました。怪我をするのは嫌なので、そんなときもそのへんにいる誰かに申告します。
お水は蛇口から流れる新鮮なやつしか飲みません。でも、自分で蛇口を操作できないので、これもまたそのへんにいる誰かに申告します。

こういうのを居候って人間は言うらしいんだけど、僕には大事な役割があります。それは、僕のそばにいる人を癒すことです。だらだらしてたり、食っちゃ寝して生活したり、何もかもがここにいる人たちのペースとは違います。「猫の手も借りたい」と言われても、貸さないようにしています。じゃないと、みんなが成長しないからね。とにかく、だらだらのんびり、忙しいのはどこふく風、という状態を維持するのも結構大変です。ただ、おせんべいが出てきたときだけは一生懸命です。それなのに、誰も僕にはおせんべいを分けてくれません。

ここの人たちは時々、何かつらいことがあると、僕をつかまえてじっとしています。時々しょっぱいものが降ってくることもあります。僕はもう若くないので塩分を控えるようにしているのですが、そういうときだけは何も言わず我慢してあげます。
でも、ひび先生はあんまり僕をつかまえません。そんな暇がないくらい忙しいとか、泣いたら負けとか、お局に涙は似合わないとか、よくわからないことを言っています。そんな先生を見て、周りの人は「先生はまぐろみたいに止まったら死んじゃうからね。」と言います。まぐろ、僕はぜひ中トロがいいです。
先生は先生なりに僕を愛してるとかいって、特別にご飯を買ってくれます。前は、太り気味な僕のために、糖尿病用のたんぱく質がたっぷりのご飯を買ってくれました。お肉味がすごく美味しくてそのうえ、6.7kgあった体重が6.3kgまで減って、すごくかっこよくなりました。でも、僕の嫌いな血液検査で腎臓がちょっと悪くなっていたので、そのご飯を食べることができなくなり、一時期は余りもののご飯(注;処方食期限切れ寸前)とかをみんなが出してくれたんだけど、先生はお小遣いでフランス製のおいしいご飯(ロイヤルカナン)を買ってきてくれるようになりました。味もよくてたんぱく質も制限されていて品質がいいよって言ってたけど、僕は美味しければ何でも好きです。

最近、みんなが僕のためにカンパを集めてふかふかベッドを買ってくれました。写真はそのベッドでお昼寝(もしかしたら朝寝か夕寝)をしているところです。先生は500円もカンパしてくれました!抱っこもしてくれないし、血液検査したり僕のおできの手術をしたり、痛いことばかりする先生だけど、もしかしたら、僕のこと好きなのかなーってちょっとだけ思います。

みなさん、こんな僕に会いにきてくださいね。 by はしのすけ

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