Wednesday, February 14, 2007

姉バカ

仕事で中国に行っていた妹が帰国した。一時帰国ではなくいわゆる「本帰国」というやつで、昨年4月からの中国での仕事はほぼ終了だそうだ。
高校時代まで、外国語には興味のなかった妹は新婚旅行で行った初めての海外で、片言の英語が通じたことが面白くて、一気に英会話にのめりこみ、英会話スクールに行かない日はないんじゃないかというくらい通いつめ、自宅のキッチンには英文を書いた紙がたくさん貼られ、相当な努力を重ねていた。海外で暮らす私をうらやましがっていた彼女が、海外に行くチャンスをつかんだのは2年前、会社の海外研修のメンバーに選ばれた。国内有数の企業の地方支社からそのメンバーに選ばれるのは並大抵のことではない(らしい)。ましてや、周囲は大卒ばかり。しかしそんな状況でも彼女は自分が高卒であることに臆したりしない。結果を出せるものこそが選ばれる世界だから、結果を出せばよいのだと知っている。そして短期間の海外研修に続き、翌年中国への海外派遣へとつながる。日本と中国行ったりきたりの生活、現地での活動はほとんど日本人は自分ひとり、通訳の能力もいまひとつという状況で、現地のスタッフの教育・指導にあたってきた。
現地での妹の様子は、妹のブログに垣間見ることができた。日本と中国の国民性?の違いや、言葉の壁、習慣の違いを乗り越え、たくましく楽しく、時に寂しくなりながら現地の人に大切なことを教えていたのだな、と。英語を見につけたあの努力と根性で、妹は中国語にも挑戦した。どのくらい話せるかはよく知らないが、初対面のメンバーでの会議の冒頭で、険しい顔をして「いまさら日本人に教えてもらうことなどない」と発言する中国側のメンバーを前に、中国語で「中国のことはよくわからないので、いろいろ教えてください」と笑顔で挨拶をする度胸でその場を和ませるコミュニケーション能力は低くないと見える。現地のスタッフも何くれとなく気を使ってくれていたようだ。もちろん、それ以上につらい思いとか歯がゆい思いをしたのだろうけれど。憧れていた海外での仕事を通じて、自分が本当にしたい仕事を感じたらしい。やっぱり、姉妹なのかな。妹も仕事人間だ。いいぞ、真の仕事人!

妹のブログを読んでいて驚いたのは、仕事に関して私と同じようなことを考えているんだな、ということ。業種・業界も違うのに、スタンスが同じなのには驚いた。本当に必要なものをお客様に、そして仕事は楽しく。それ以外にも読んでいておかしくなっちゃうくらい同じようなことを考えている。そんなこと姉妹で話したこと、ないのに。だから、妹のことは好きだ。多分、姉妹として生まれてこなくても、お互いを認め合う友達になれたと思う。賛否両論あるだろうけど、私は妹を誇りに思っている。きっと、妹も同じ、だと思うけど・・・。^^;

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