Monday, January 30, 2006

リベンジなるか

土日は第23回日本獣医がん研究会の冬の大会が麻布大学で開催された。やっていることは腫瘍に関することだけなのに、参加人数は500名に達し、昨年の410名を大きく越えた。年々腫瘍に対する関心が高まっていることをひしひしと感じる。土曜日は教育講演といって、腫瘍治療に必要な8科目の講習会のようなものも行われ、こちらも老若問わず多数の参加者で会場はいっぱいであった。診断学総論、画像診断学、臨床病理学、細胞診、治療学総論、腫瘍外科学、化学療法、放射線治療の8科目の講習をすべて受けなければ、腫瘍認定医試験を受けることができない。逆にいえば、この講習さえ受ければ腫瘍認定医への道が開けるとあって、多くの獣医師が集まってくる。もちろん、講習を受けただけで簡単に試験に合格するわけではない。なにしろ、昨年は私を含め、一般の先生方より濃厚な環境にいる3名が不合格をくらっている。ちょっとやそっと、8科目をかじっただけでは通る代物ではない。
私は昨年落ちた。試験の最中から頭が真っ白になるほど、そして試験終了直後はなんとか合格になる材料を自分で探して、「きっと大丈夫」と祈っていたが、内部情報?によるとボーダーラインに一番近いところで落ちていたらしい。80問のマークシート問題と8題の記述問題。時間も知識も足りなかった。
今年の問題は昨年ほど難しい、という感じがしなかった。終わった瞬間、同期のキムに「去年より全然簡単だった」と言ってしまいおそらく周囲のひんしゅくをかったに違いない。記述問題も書けるだけ書いた。ちょっとあやしいと思われることも一応書いた。とにかく時間がある限り、書き綴った。ひょっとしたら、この一行で合否が分かれるかもしれないのだ。
今年の試験の合否結果は3月20日、JVCS(日本獣医がん研究会)のホームページ上で合格者の受験番号が発表されることになっている。06-011が私の受験番号。でも昨年同様、やっぱりどこかからか合否が聞こえてくるはずだ。落ちてももう髪は切らないよ。合格したらカニ解禁ということもない。でも、合格したら1年後の1種 認定医試験を受けるのは確定。
それにしても疲れた。でもさっぱりした気分。次のこと、考えなくちゃね。

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