Wednesday, April 26, 2006

From横須賀

私のもとを訪れた可愛い子犬が、いつか成長し、年老いて病気になったとき、その最後の時までできる限り自分で見守ってあげたい、そういう思いもあって腫瘍科の門をくぐった。
まさか、それがこんなに早く実現するとは思わなかった。今週の木曜日、私の獣医師としての故郷である横須賀から、腫瘍科を受診するワンコがくる。このこを診察していたのは、もう何年前のことだろうか。
受診に先立ち担当医でもある分院長(若手の憧れの女性獣医師だった!)は丁寧な紹介状と検査結果のコピーを私にも送ってくれた。私はといえば当日の担当藩(班ではなく藩と呼ばれるグループ)になるべく副チーフにお願いのメールを送信し、藩長の了解を得るという根回しをしている。当日はレントゲンと超音波を行ったりきたりしつつ、その合間にも検査材料の採取を行わなければならない。間違いなく段取りがものを言う。
最後までそばにいるのは私ではないかもしれないけれど、私はその近くでサポートしていく。楽しかった横須賀に、私ができる小さな恩返し。認定医も少しは役に立てるだろうか。

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