Friday, May 20, 2005

なぜか元気な肺腫瘍

何日か前に書き込もうとしていたら、あと少しと言うところで何故か画面が真っ白に。それでくじけてしまったので何日も更新されないままとなってしまった。ちょっとだけ、反省。書き込む気持ちはあるけどね。
昨日の腫瘍科には大田区の職場の本院(鶴見区)からの紹介症例がきた。フラットコーテッドレトリバーで、肺腫瘍だ。しかしもともと病院に行ったのは「歩き方がおかしい」ということだった。元気もないということであちこちレントゲンを撮ってみたら肺腫瘍が見つかり、大学病院へときたのだった。
肺腫瘍で歩き方がおかしい、というのは肺腫瘍に関連した肥大性骨症という症状かもしれないしそれ以外の理由かもしれない。結局最終的に20枚近くレントゲンを撮影し、来週の手術日にはMRIを撮影することになった。
肺腫瘍の症状はほとんど出ていないが後ろ足にまったく力が入らず、よく調べてみると前足にも異常がある。現在の生活の質を悪化させているのは腫瘍よりも起立不能だが、今後の生命の質をおびやかすのは明らかに肺腫瘍である。そこのところは大変重要だ。見えている症状よりも見えていないもののほうが、危険度が高い、ということ。そこを理解してもらえないと腫瘍の治療はうまくいかない。
今年度2回目の肺腫瘍。なかなか緊張するものである。

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