Wednesday, June 01, 2005

真夜中の執筆作業

こんな夜中にまだ起きている。9月に学会発表する予定なので、その抄録というものを書いている。この原稿が学会のプロシーディングという本になり記録となるわけで、その書き方もいちいち指定されていることがある。それだけでもややこしいのに、今回の私は9頭の猫のリンパ腫について比較検討しようというのだから、読まなければならないカルテの数も9倍だ。
もっと早くから準備を始めていたのに、こんな夜中に書いているのは、やればやるほどまとまりがつかなくなっているからだ。私って文才がない?いやいや、文才の問題ではなく、これはテクニックというものだと先輩方は口をそろえて言う。じゃあテクニック不足か、とほほ。
獣医を10年以上やっているからといって学会発表のテクニックがつくわけではなく、これは今まで発表をこなしている数にもよるのだろう。これを書き上げたら次はそれをスライドにすることと英語の文献地獄だ。今年のあたしには電子辞書という強い味方がついているもんね。軽量で小型、持ち運びに便利だからどこへでも持っていけていつでも使える。
それにして、この学会発表の原稿やらスライドやらを準備するために、最近の私のかばんの重さはいつもの倍以上になってしまった。だから、家に帰るとかばんをさげている左肩には赤い痕がついてしまっている。そろそろ限界、旅行にでも行くようなキャリーバッグとかピギーバッグとかそんな名前のガラガラ車輪つきにしなくてはなるまい。どんな少しの時間でも使えるように、そんな少しの時間に備えて今日も大荷物で私は行くだろう。ああ、あと1時間くらいやって寝よう。明日の手術は数が多い上に、大掛かりなものが多いのだった。肺腫瘍の手術の担当藩になったら、明日は泊まりで術後管理だ。

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