Saturday, June 11, 2005

準備ギリギリ悪いくせ

先週自分の学会発表ネタの抄録が一発OK(ちょっと言葉が悪い)になったのに続き、昨日は私が今年1年面倒をみる新人の先生の学会ネタにGOサインが出た。
学会発表のネタは何でもよいというわけではない。珍しいとか治療が相当うまくいったとか、新しい試みをしたとか、とにかく発表に値するものでなければならない。そのうえ、その症例をどういうふうに発表するかということも大事だ。何よりも、この症例を発表したい、ということになったら、その症例のプロフィールから治療の経過、現在の状態などについて結構しっかりと把握しておかなければならない。
そういうことは、自分がいま2年目だからわかることであって、新人のタカコちゃんにはわからないので秋の発表を狙っているけれど、今から準備段階に入っている。何週間か前から、その症例のカルテのコピーをとり、経過の一覧表を作らせ、足りないところを指摘して、昨日の昼、何とかボスの承諾を得た。
まだ当分時間があるので、もう少し丁寧に経過を追うことと、参考文献の検索や収集をさせることにした。あれもこれもやってやるものではないので、文献の探し方や知恵を授け、あとは自分で頑張ってもらう。
肝心の自分の方はというと、あと少しで抄録の提出ができそうである。デジタルデータをメールに添付して送り、同時にプリントアウトしたものをFAXで送ることになっている。世の中便利になったものだと、つくづく感心する。
私が所属する大学病院では、年1回以上の学会発表が義務付けられている。これをやらないと、研修修了証がもらえない。おかげで勉強するくせというか、何かにつけ文献を検索するくせがついた。しかし、それをいちいちプリントアウトしているので資料の量が膨大になっている。
話を元に戻すと、来週抄録を送れば、次はスライド作成だ。8月中旬までに作り上げること。時間がある。でもそれがちょっと私にはよくない。油断してしまいそう。新人のことは早め早めにやらせているのにね。どうして自分のことはいつもギリギリなんだろう。

0 Comments:

Post a Comment

<< Home