Friday, December 17, 2004

日記

昔日記をつけていた時期があった。小学校の、いつだったかは覚えていないけれど、毎日日記帳に出来事や考えたことを書いておくと、母が赤いペンでコメントを残してくれた。日記というよりは、出来事を書き記すということで物事を忘れない、というほうが大きかった。ピアノの発表会でドレスを着るのは恥ずかしいとか、学級委員になったとか、どうでもいいことも書いてあったが、それに対して母が短いコメントを残していた。
中学生になってから、日記帳は鍵のかかる引き出しに入れるようになった。別に隠すようなことを書いていたわけではないが、思春期ともなるとなかなか母親にでも話せないことが出てくるのだ。もっと華奢に生まれたかったとか、憧れの先輩が卒業してしまったとか、他愛もないことなのだが見せることでもなかった。
高校2年生のときに、日記をつけるのをやめてしまった。ものすごく悲しいことがあって、それにまつわる話もたくさん書いてあって、読み返すのがつらくなったので、日記帳を開くのが嫌になった。そして、それは大人になってから処分してしまった。
4月に研修医になったときに、どこかに独り言を書こうと思いついた。はじめはHTMLで書き始めてみたのだが、生活が慌しくめんどくさくなってしまった。その前後、結婚してアメリカに住んでいる友人がbloggerをおしえてくれた。友人のご主人の親友(私にとってはまったくの他人だけど)がbloggerというのを利用しているよ、と。さっそくのぞいてみたのだけど、それは英語のサイトだったのでやっぱりめんどくさくなって、結局日記計画は保留になった。
最近、雑誌などでライブドアーのブログの広告ページを目にすることになって、また日記計画が浮上してきた。でも、メジャーどころでというのは、私は好きではない。それ以外でもいろいろあったのだが、なんとなくピンとこない。そんなときに、雑誌か何かでブログの記事があり、以前英語だったのでめんどくさくなってしまったbloggerを思い出した。どうせなら、みんなと違うほうが面白いかな、と思って。
そしたら、ダッシュボード(というらしい)が日本語になっていたので、日記をつけてみることにした。単純。頭は余計なところで使わない、といいつつ無駄に使う私なのだが、英語は文献だけでたくさん、なのでこれはいいとばかりにとびついてみた。3日坊主になってないので、まあえらいかな、と自分では思っている。さあ、もう寝よ。

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