Wednesday, January 05, 2005

新年早々

今年は元旦、2日と2日間休み、3日には愛川町、4日には大田区、そしていつもなら大学に行く水曜日の5日は、まだ大学病院が休みのため愛川町で仕事だ。実は愛川町の院長先生が、開業15年目にして始めて年始に休みを取り、家族で香港に行くので私ともう一人で留守を守ることになったのだ。
昨日の夜、ふと不安を感じて院長先生にメールしてみた。「海外滞在中の連絡先をスタッフに伝えていってください」そして返事は「何とかなるだろ」・・・・。確かに私はちょっとやそっとのことは何とかしちゃうけど、もう一人は臨床2年目、修羅場の数はまだまだ私には及ばない。「何度か電話するよ」・・・・緊急のときはかかってくる電話を待てないのにー。ま、いっか。いつまでも獣医師が何人もいてこんな時期にまとまった休みを取れるとは限らないのだから、心置きなく楽しんできてください。
ところが、今日の午後になってもう一人の先生から電話が入った。「おばさんが亡くなったので明日は5時であがらせてほしい、金曜日は休ませてください。」 それはやんごとなき事情だが、愛川町に残された獣医師は私と彼女だけだ。金曜日は大田区で仕事だし、急な休みは向こうにも迷惑がかかる。非常手段として、休みをトレードするという方法もあるが、そうすると12日間休みなし、試験を控えた身としてはちょっとつらいな、というのが本音。それなら、今までアルバイトに来たことのある先生に声をかけてみるという手もある。出発前の院長に承諾を得て、数人声をかけるがことごとくダメ。そうだよね、急だもんね。
あと一人、金曜日に来られそうな獣医師免許保持者は・・・・先日見学に来た、彼がいた。こういうときの私は早い。さっそく電話をかけ、金曜日予定がなければアルバイトに来ないかというと、彼も今月からここで働こうと思っていたらしい。ただ、院長の留守、ほかの獣医師もいないという状況は予定外ではあるが、病院を閉めるわけにもいかない。彼の都合さえよければ迷惑をかけるところは最低限ですむ。困ることがあったら大田区に電話してくれればできるだけのフォローはするからと説得する。少人数の動物病院では常につきまとう、急な休みの問題だが、今回は何とか切り抜けられる・・・だろう。何かあったら大田区の職場に電話してね、とスタッフには言い残しておく。
明日5時過ぎからは私が行くことにする。大学で資料の整理やらカルテのコピーやらをゆっくりしようと思ったのだが、仕方がない。穴はあけられないのだ。それに、出発間際の院長を引き止めることもできない。せっかくの休み、家族で旅行なんて滅多に・・・・あれ?そういえば夏には休みとって沖縄に行ってたぞ・・・・。うーむ、休みをとってもいいから連絡取れるようにしといてください!院長の休み中、何事もないことを祈るほかない。
そして、今日は仕事が早めに終わったので、厚木のサティで助手の洋服を買った。最近助手はめっきりおしゃれに目覚め、あの服とこの服は合わないだの帽子は斜めにかぶるだの、とても8才とは思えない口ぶりで鏡の前に立っている。サイズもどんどん合わなくなるし、ここのところ寒い日が続くので洗濯物の乾きも悪く、冬物を買い足すことにした。
おしゃれに目覚めるというのは成長している証でもあるが、最近親としてはあまり可愛いかっこうや目立つかっこうはしてほしくないと思う。洋服のセンスなんか悪くてもいい。犯罪者の目につかなければいいと思う。
先月、助手の通う小学校に窃盗が入り、3年生女子児童の体操服が10人分盗まれた。今回奈良で起きた事件の犯人は、自宅に女子児童の洋服や体操服を所持していたという。
もしかしたら、近所にそういう趣味嗜好の人間がいるかもしれないと思うだけで、気味が悪い。だから、自分の子供がそういう人間に目をつけられたりしないよう、できるだけ目立たないかっこうをさせたくなる。でも、やっぱりある程度はおしゃれでいてほしいとも思うフクザツな気分で、トレーナーとカットソーを買った。24時間守ってやることはできないから、親としては自らを守る知恵を教えるしかない。親の真似をして投げようとしている、柔道なんか役に立たないってことも。




0 Comments:

Post a Comment

<< Home