Friday, March 04, 2005

雪のちくもり

今日目が覚めたら外は雪が降っていた。ものすごく降りそうだとゆうべの天気予報で言っていたわりには勢いがない。大晦日のほうがよっぽどひどかったぞ。電車を4本も乗り継いでいくので、どこかで止まるとも限らないが、たいした遅れもなく無事病院に到着。午前中はそんな天気の中ほとんど人が来ない。スタッフみな事務仕事モードである。
私はこっそり、大学腫瘍科の事務仕事。腫瘍科の中でも外科関係、内科関係、デジタル関係、画像関係などいろいろな作業部があり、年度末にはそれぞれの業務報告を行うことになっている。そして、それらの報告は今後の重要なデータとなるので、それなりに形にしなくてはならないのだ。
私が配属されたのはセミナー部と外科部。セミナー部はその名の通り腫瘍科内でのいろいろなセミナーを企画したり、学会発表に関しての情報集めをしたりする。作業部報告はあまり大変ではない。
外科部は今年のテーマは「術中術後の合併症」に関するデータを集め統計をとる、ということだったのだが、音頭とりをするべき外科部長がなかなかのんびりとした方だったため、今頃になってあわただしく作業をすすめている。先週も今週も水曜日は日付が変わるまで大学にいた。そのうえ、外科部5人のうち水曜と木曜両方きているのは私と同期のミッチー(仮名)だけ、そのため他の先生たちの分まで仕事を請け負う羽目になる。
そんなわけで今日は朝からきれいなままの診察台にPCをのせてデータの入力作業だ。
午後になって雪がやんだので、もしかしたら忙しくなるかも、と話していたが、結局外来も猫1件しか来なかった。それがたまたま栃木県で開業している腫瘍科の先輩の病院がかかりつけだったとのこと。これまでに2回来院していたオーナーは「かかりつけが他にあるので検査は希望しない」とカルテに記載があったが、かかりつけの獣医と私が知り合いと知るや、すぐに検査を希望してきた。
先輩の病院で8ヶ月ほど前にこぶし大の腫瘍を切除して、現在は腎不全の治療を行っている。最近何か検査をしたのだが、その結果がわからないということなので、先輩の病院に電話して問い合わせたら、獣医師一人でいつもこんでいると噂の病院、すぐには先輩につながらない。折り返し電話を下さった先輩は私以上にテンションが高い。「いやー、ひびちゃん久しぶり!」
その場で飼い主さんにも電話をかわり、先輩からも説明を入れてくださり、無事診療終了。経過が思わしくなければ明日また来院して点滴をする予定だ。「じゃあ、ひびちゃん、またがん研究会でねー」
(ちなみにこの先輩、私より2歳年下だよ。)

で、入力作業も今日は半分まで。残りは明日時間があったら。でも明日はショータちゃんの血糖値を1時間ごとに測定する検査が入っている。今日雪だった分、明日が忙しいのかもしれない。あさっての日曜日は、大学に行って他の先生の分のデータをカルテを見ながら入力しなければ。
大学の診療は17日まで。忙しいのもあと少し。ほんの少しだけ、春休みがあるのをものすごく心待ちにしている今日この頃である。ああ。

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