Monday, April 04, 2005

DMづいている最近

今日は月曜日、いつもなら時間に余裕のある愛川町への通勤も、昨夜からの雨のためバイクには乗れず、バスに乗らねばならない。そうすると30分は早く家を出なければならないので朝がものすごく忙しくなってしまう。
それなのに、今朝は珍しくお弁当を作った。自分のためじゃないよ、助手のお弁当。春休みの間も助手は朝からデイリー学童クラブという民間の学童保育サービスに行き、学校も学年も違うお友達と1日中を過ごして帰ってくる。そこでの昼ごはんは、助手によればだいたい半分か半分よりちょっと多い子供がそこで注文する弁当で、残りが自宅からのお弁当を持ってくるらしい。助手はほとんど、というか今まで注文弁当だったのだが、今朝私が作る羽目になった。それも、この短く切った髪のせいである。
先日髪を切って助手に泣かれた私は、しくしく泣く助手を寝かしつけるためにあれやこれや気のまぎれる話をしているうちに、デイリーでのお昼ごはんの話にいたり、「本当はママの作ったお弁当がいいんだ」という半ばいじけた助手の言葉にすっかりやられてしまい、月曜日はお弁当を作ってあげる、ということになってしまったのだ。お弁当くらいで泣き止むなら、早起きだっておにぎりだって、ママには苦にならないよ、とばかりに。
おにぎりがいいんだって。それと野菜は、ブロッコリーとトマトと、あとあのふにゃふにゃしてるレタスと、それと、デザート!って、急に楽しそうな声になるから、うんうん、わかったって言っちゃったんだよー。まあ、これくらいしかしてやれることはないから。これくらいのことでも喜んでくれるうちは、ママだって認めてもらえるかな。
そんなわけで朝からお弁当を作った。ついでだから自分の分も作った。でも、急いで出かけて助手のお弁当にデザートのゼリーをつけるのを忘れた。ごめん。

月曜の愛川町といえば、リンパ腫の治療だ。猫の白血病ウィルスによるリンパ腫のケンちゃんも、犬の多中心型リンパ腫のテリーくんも、絶好調。テリー君は先週会えなかったせいか、今週はものすごく甘えてくる。採血も抗がん剤を入れるときも、何をされていても全く意に介さず、おとなしく診察台の上に乗っているのだからたいしたものだ。ああ、テリー君、可愛いなあ。私を呼ぶとき、耳を後ろ側に伏せてひゅーんひゅーんと鳴くところがハックそっくりだ。もう好きで好きでたまらない、という状態。(本当かどうかは聞いたことないからわからないけど)テリー君も私のことが好きなんだなあ。
なんて、幸せな気分もつかの間。どうも最近の私は糖尿病づいている。とうとうこっちでもコントロールを失った糖尿病の猫が出た。プーちゃんは2年前からこの病院にかかるようになった。相模原のほかの病院で治療を受けていたが、その病院の方針に合わず転医してきたのだった。それからしばらくは私が担当していたが、私の出勤が減ってからはどうもちゃんと計画的というか定期的な検査をしていなかったらしく、何ヶ月か前に検査をしたら血糖値がものすごいことになっていた。
その後も数回検査に来ていたのだが、とうとう昨日食欲がなくて来院したらしい。今日も食欲がなく、今までの経験から飼い主は昨日の夜と今日の朝のインスリンをうたずに来院した。
糖尿病の動物が具合悪くなったときはきめ細かな検査が必要になってくる。血糖値だけでなく、それ以外の項目を調べることで全体がどういうことになっているのか把握することが大事なのだ。今日は結局1時間ごとに採血をして血糖値を調べたり電解質を調べたりして、短時間型のインスリンを使って血糖値を調節していった。通常の8倍近く高かった血糖値がある程度下がってくると、プーちゃんはうなり始めた。具合が悪いのではなく、これがいつものプーちゃんなのだ。そして最も血糖値が低くなったとき、それ以上血糖値が低くなるのを防ぐためにもプーちゃんに処方食のカンヅメを与えたら、ようやく食べ始めた。
その後も血糖値とにらめっこしながら、何とか自宅で今晩過ごせるかなというところまでもっていく。しかし、自宅でのコントロールも、今のインスリンの種類や量ではコントロールできないかもしれない。それは明日以降の課題で、残念ながら私は自分の目で見ることはできない。明日の担当に引き継ぐため、こまかな説明を紙に書いていく。ああ、自分でやりたいなあ。
明日は明日の仕事がある。せめてプーちゃんの経過がよいことを祈ろう。何かあったら、大田区のほうに電話ください、って言ってきたけど、どうかな。

0 Comments:

Post a Comment

<< Home