Monday, September 18, 2006

年次大会参加

週末は日本獣医臨床フォーラムの年次大会だった。このフォーラムは私の学生時代の恩師が大学を去った後に立ち上げたもので、全国の獣医師のレベルの底上げをすべく学校では教えてくれない臨床の基礎をそうそうたるメンバーがレクチャーをするという活動をしている。
何しろ、6年間の大学生活の最後に獣医師国家試験をパスしても、それは本当に初めの一歩で、大学で学んだことの大半はおそらく私の脳細胞からはすでに消え去っているだろう。今の私があるのは、ほとんど大学卒業後に自分で勉強して得たものなのだ。
そして、医学というものはまだまだ進歩していく。獣医学もまた然り。新しい情報を効率よく得るためにはセミナーや学会への参加は欠かせない。
ところが、学会やセミナーに参加しない先生は少なくない。素晴らしいね、勉強しなくてもおできになるとは。そういう先生方がどんな診療をしているのか、ぜひ見せていただきたいものだ。きっと私なんかおよびもしないような、優秀な方々なのだろう。

この年次大会には一般市民やVT(獣医看護士)も参加するため、ホテルニューオータニの会議室からバンケットルームまで関係者があふれている。ちなみに、雅子様もおしのびでいらっしゃっている。今年はお帰りになる雅子さまを見ることができた!!皇太子様が雅子様でなければ、と思われたのも無理がないように思える。それくらい、遠目からでも雅子さまのオーラは違っていた。そんな雅子様を守る、といわれた皇太子様は、本当に雅子様がお好きなんだろうなあ。
話がそれちゃった。
年次大会には海外からの講師も多数参加するし、台湾や韓国からの参加者もある。韓国といえばKAHA、韓国動物病院協会の先生方も15人ほどツアーを組まれて来日である。韓国に行くたびにどこのVIPかと思うくらい手厚くもてなされている私としては、ホスピタリティ発揮しなくてはならないのは言うまでもない。しかし、こんかいは在日韓国籍の日本の獣医師免許を持っている友人を投入。彼こそはバイリンガルである。しかし、数年前まで北朝鮮籍だったため、韓国とはビミョーに韓国語が違うことを発見。しかし、そんなの些細なもので、自然に当たり前に会話をしているのである。うーん、観光旅行レベルの私とは雲泥の差だ。それでも、大会の受付にいた私をみつけた恩師(フォーラム代表)が、私に韓国の国旗のシールを渡して「これをパスケースのここに、貼ってね、これ韓国語話せるシールだから。」とおっしゃる。わー、お師匠様、私の韓国語はまだまだですー。

もっと勉強しなきゃなー。どうして、勉強が追いつかないのだろう。
家で勉強する気はあまりない。勉強しようとしても、ほかのことが気になって勉強が手につかない。でも、ほかのことをしていると勉強が気になって、どちらも中途半端になるから、家で勉強するのは効率が悪い。長い通勤時間も乗換えが多いし、満員電車の中で立っていると本を開くことなんかできない。
私の日常生活には無駄な時間が多いのかもしれないと、最近よく思う。通勤時間がせめて1時間以内だったら、と思う。時間泥棒がいるのだろうか?
それとも、私の勉強の仕方が悪いのだろうか?

Monday, September 04, 2006

週明け

今朝出勤途中のR129がやたら渋滞し、何の渋滞かと思ったら交通事故、それも到着までに3件もあった。みなさん、気をつけましょう。もらい事故にも気をつけましょう。

今年に入ってから悪性腫瘍の治療が途切れない。腫瘍認定医として日本獣医がん研究会のホームページに名前と動物病院名を出したのは、最近のことだから、あまりネットで見てという患者さんはいないので、偶然が重なったとしか言いようがない。いや、偶然が重なるとき、それは偶然でなく必然だという人もいる。必然?こちらまで泣きたくなるような治療をしなくちゃならないのが、必然?何の必然?誰かおしえて。

昨日、後輩の結婚式で横浜のホテルニューグランドに行き、昼間から気分良く飲みすぎ、2次会のカラオケ会場から帰るとき、階段を踏み外して負傷。ひざに擦り傷を作った。すねにも作った。痛かったけど、それよりも700円もしたサポートストッキングがたった1日でダメになったのが悲しかった。

2週間前、私が北海道に行っているときに膀胱の腫瘍の疑いがもたれたテリー君(リンパ腫完全寛解中)、先週私がばっちりと検査して細胞を採取し専門家に標本を送った結果が返ってきた。腫瘍ではなく、炎症によるものと判明。あー、よかった。